2011年11月27日日曜日

だっぷ☆の響き♪ その⑤

















『AIGA LIGHT ~愛河~』 その①


『kainalu(カイナル)』の商品は、パワーストーンのストラップで天体をモチーフにした作品です♪

惑星シリーズとして11の主な星を選んでいて、11種類の作品が創られました☆

それは、太陽、水星、金星、地球、月、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星、です♪




彼との仕事はこの時で4回目となりますが、

前回までの睡眠商品とは異なる、自然の畏敬を感じる対称的なテーマを感じさせてくれます。

パワーストーン自体は、太古の地球から生成されたもので、身につけるとヒーリングの効果があると言われています。




私は『Kainalu』のこれらの商品が誕生するところから拝見させていただきました。

パワーストーンアーティストとしても作品を創り続けている彼に耳を傾けると

石の選び方、作品の表現意図、天体のイメージ、シリーズとしての商品価値・・・

等など、熱いメッセージが伝わってきます♪




最初は、個々の個性あふれる作品に対してその星の『音色』を決めて、

11曲の小曲集を創作しようと考えていました。

彼と向き合っていく中で、

古代から人類が親しんできた『占星術』に登場する星々を自然に選んでいるということに気が付きました☆

当然、星単体の素晴らしさは余りある程のモチーフとなりますが、星に親しんできた人類の歴史や創造力を鑑みると

構成された全体象に対して、この商品の『テーマ』を創る必要があるのでは、と思い始めました☆




天体観測は、古代エジプトのピラミッド時代や、メキシコのマヤ文明を経て、

『占星術』が生まれ、それはバビロニア時代に完成されたと言われています。



天体の動きと人間社会の在り方を経験的に結び付ける手法は、



『モノはどうして存在するのか?』

『ヒトはどこからやってきたのか?』



という、純粋で難解な質問にヒントを永遠に与えてくれます♪



ケプラーは占星術師であったため、星を注意深く観察し、惑星の軌道運動の法則を導き出しました。

ホルストは占星術をモチーフに、大作『惑星』の交響曲を作曲しました。



『Kainalu』のセラピストはどんな経験をもとにこの商品を創り、人々にメッセージを発信しようとしているのか?

私は、どのように彼の作品表現を理解し、そして『音』で伝えられるのか?



新しい挑戦は『天体系』全体をテーマにした作品をつくることから進んで行きました音譜


その②に続く

*添付画像は、左端のストラップを除く11種類が今回の対象となっています。


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『Kainalu』の商品はここから見ることができます↓↓↓


http://happylife.juno.bindsite.jp/




2011年11月22日火曜日

だっぷ☆の響き♪ その④

















数か月前のお話です。

友人のバイオリニストから相談を受けました。






恵比寿のレストランバーでお会いして、その話を聞くことにしました。

次のライブでジャズを演奏することに決まり、私にアドバイスを求めてきたのです♪

クラシックの環境にいた彼女は、今後いろんなジャンルに挑戦したいとのことでした。

私は彼女とプロジェクトを組んだこともあるので、彼女の演奏が素晴らしいことは知っていました。



私にとって、ロックやパンク、ジャズやクラッシック音楽の違いはなく、

『音楽はその目的がどれも素晴らしい』という話を伝え、盛り上がりました☆

オーケストラの音の厚みや、楽器の多さからくるやかましさが、

ロックやパンクのシンプルなバンドユニット音と異なる・・・など

お話をしました♪



彼女のユニットは、センターにバイオリン(本人)、そしてベースとドラムというシンプルな構成でした。

対象曲はハービーハンコックの名曲『カメレオン』のコピーです。

この曲を聴く限りでは、ロックテイストなジャズのビートに合わせて、

いろんな可能性を求めることができそうだったので、

私の部屋へ移動し、実際の音に合わせて表現方法を考えることにしました♪



センターで演奏する彼女を想像して、どのように人を楽しませれるかを二人で考えました。

メロディーはバイオリンのみというユニットなので、最初のフレーズは原曲に忠実に演奏することに
決めました。

私は、次のフレーズでどのように遊ぶかを考えました♪

ソロのフレーズやブルーノートの遊び方、ベースとのアイコンタクト、演奏のくずし方、クラッシック音楽とのミクスチャー・・・

等、いろんな意見がそこに生まれました☆


ソロのフレーズは、リズムとタイトであれば遊べると思い、

私はギターで数通りアイデアを出し、彼女はすぐに譜面に書き下ろしそのフィーリングを理解しました♪

ブルーノートのフレーズではその音を追うだけで自由な雰囲気を演出できるので、リズムにタイトと言うよりは

小節の中に入れていくような工夫でアレンジしました。

また、彼女のクラッシックのスタイルを全面に表現することも、面白さがあると考え、

ビバルディーの名曲『四季』をミックスチャーし、不思議な部分を作ることもアイデアに入れました☆

このパートでは、音程がバックと合わず、リズム隊の音とぶつかりが生じるのですが、

私はこのような緊張感が大好きです♪

また、この緊張感を抜けた時のリラックス感も大好きなので、是非使って欲しいと懇願しました。




ロックテイストな解釈でのアイデアは、彼女のライブでのイメージを膨らませました♪

当日の衣装はミニスカートを予定していると聞き、彼女への注目は間違いないと確信しました☆








その後、彼女のライブが大好評だったというメールをいただきました♪

素敵な演奏ができたことを聞き、うれしく思いました☆

世界中の人々の前で演奏していきたいという彼女の夢は、いろんな可能性をすぐに吸収できる技術へと進化し、

音楽を超えた表現方法へと変わっていくでしょう☆
 


彼女をプロデュースしてみたいと思いました♪


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だっぷ☆の公式HPはこちらです↓

http://dap-style.com





2011年11月18日金曜日

だっぷ☆の響き♪ その③


















『 REM 』



商品『 relaxleep 』のプロモーション楽曲は3作目に進みました♪

睡眠プロジェクト第3弾となる完結編のタイトルは『 REM(レム)』です☆

人はレム睡眠中に夢を見ると言われています。

『心地よい夢を見てください』という彼のメッセージでもあります♪



前作では、自分を愛することで自信を持ち、安心できる睡眠へと流れていきました。

ありのままの自然な自分を再発見するというストーリーでもあったのです☆



この商品のターゲットである女性にとって、どんな夢が心地よいのかを

『 relaxleep 』のセラピストである彼と一緒に考えました。



純粋・素直・優しい・・・善・悪の区別がない・・・ふわふわな・・・愛にあふれた・・・



まさに、女性にとっての原点回帰のような言葉が出てきたのです♪


そして、『 心地よい夢 』のテーマを『 不思議の国のアリス 』に求めることにしました☆

アリスの世界観が作曲ノートに書かれていきました。

前作『 hala 』の後半部の倍音が重なるメロディーに『 不思議の国のアリス 』がイメージされた・・・

と彼は言います♪

この言葉も楽曲を落とす重要なきっかけになったのです☆



















楽曲の組み立ては次のようになりました♪


テンポは前回と同じ80/分、音色も同じものを使うことで統一された世界観を意識できればと考えました。


導入部分は穏やかな睡眠から始まります。

優しく優雅なテーマを持つことで、『 心地よい夢 』への期待感を演出しました♪

夢への準備をしている主人公は扉を見つけます。

不思議な音楽に合わせてこの扉を開けると、鳥たちが歓迎して物語が始まって行きます。



中間部は、複数のテーマを持ち、夢の中の物語が展開して行く様子を表現しました♪

また、バイオリンやチェロの音色を重ねることで主人公以外にもストーリーがあるような雰囲気を

演出しました☆

随所の不協和音や転調部は『不思議の国』の世界観から出てきたものです。

ピアノが旋律を引き立てながら、不規則なリズムやメロディーを奏でます。

『 ファンタジー・ジャズ 』という新しい響きが生まれてきたような気がしました☆

サウンドコーラスの部分では『 Renature Ex-Marker (原点回帰)』と歌うことで

『 REM(レム)』にもう一つの意味を持たせました♪



後半部は、優しい旋律を持ったテーマを静かに表現することで

レムで見たぼんやりとした夢のフラッシュバックが現れる穏やかさを演出しました☆

心音が聴こえ、意識が現実に戻ってきます。

外では鳥の声が響き、

快適な目覚めを印象付けます♪



3部作の完結編『 REM (partⅢ theme of relaxleep) 』はこちらです↓

プロモーション映像も『 だっぷ☆ノート(作曲ノート)』からインスパイアされて編集しました☆

2011年11月14日月曜日

だっぷ☆の響き♪ その②



















前回の『 ex- 』に続く楽曲は、心地よい睡眠とは何だろう?

という問いかけを表現することになりました♪


京都の清水寺の境内に、胎内めぐりという場所があります。

暗闇の中を歩いて行くと、サンスクリット文字 hala(トップの画像参照)に到着します♪

願いを叶えてくれる大悲の母の仏、大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)のお腹の中を歩くことで、

心身の新生を覚える体験ができるのです♪


5感が通じない暗闇を進むと、意識の集中が一点の光を発見します☆

まるで胎児を思わせるような、静かで最も安全な場所にいるように感じたのです。

hala(ハラ)とはこのお母さん仏を象徴する言葉でした☆




心地よい睡眠の表現意図は、

『胎児のような安らぎ』 と 『母性を感じる優しさ』

へと向かって行ったのです♪




そして、女性の原点回帰や生まれ変わる心地よさを楽曲に求めることにしました♪

タイトルは『 hala(ハラ)』です☆



『 relaxleep 』のオーナーでもありセラピストの彼とのやりとりでは、

睡眠障害の原因として、愛が足りないことを挙げていました。

それにより恐怖感を覚え、健康的な睡眠ができないのかもしれないと言います。

愛を注ぐこと・・・  それは自分を愛することから始まるのでは・・・


このような言葉が作曲ノートに書かれていきました☆



















楽曲の組み立ては次のようになりました♪



導入部で、前曲『 ex- 』の心音と血流音に、海の音を加えて始まります♪

羊水が古代の海の成分に近いことや、悠久の周波数をつなぐ波の音が心地よい睡眠をイメージします☆


中間部で、現状のストレスが脳内に響き、安心した睡眠への葛藤が起こります♪

声を入れることで、潜在意識の中のストレスを表現しました。

この声は、聞き取れない程度に音量を絞ることで、混乱や葛藤を表現しています。

これをクリアして次の瞬間、深い眠りに落ちていくのです♪

そこは深海の世界、胎内の世界、5感が響かない原点回帰の場所です☆

ギターを入れることで浮遊感を演出しました♪


後半部では、倍音のみを使いテーマのメロディーが自信を持って進んでいきます♪

ここは自分を愛することに気付き、安心した睡眠ができる自信を持つという部分になります。

まるで胎内めぐりで『 hala 』の文字を発見した時のような気付きを得ます☆

自信を表現するメロディーには、同じく倍音で重ねたメロディーがかぶさりますが、

迷うことなくテーマは進んで行きます♪


エンディングには安らぎのあるやわらかい音を使って、倍音部の緊張感を抜けていきます☆

そして、これから作成する最終章のpart3へと続いていきます♪



完成した『 hala (partⅡ theme of relaxleep) 』はこちらです↓

2011年11月8日火曜日

だっぷ☆の響き♪ その①

















『Relaxleep』


その商品にどのような思い入れがあるかを相手に尋ねることから作曲が始まります。

ブランドを『音』にするときには、イメージを描く必要があります。

頭を白紙にした状態で、相手の言葉に耳を傾けます。

作曲ノートに、彼から伝わってくる言葉や、直感で響く言葉・絵が描かれていきます。

自然にエネルギーの高い言葉が生まれてきます。

作曲ノートの落書きと、関連する画像は、作曲の80%といってもよいでしょう☆

『音』が降りてくるためにはこの80%の仕事が私にとっては重要になります♪

まさに楽譜です☆



『 relaxleep 』は、relax と sleep を掛け合わせた商品名です♪

女性に安心できる睡眠を提案するという、とてもユニークなビジネスです。

日常のストレス等が原因で、不眠に悩む人達にカウセリングやマッサージ等を通じて

特別な安心感を提供するとのことでした。


このようなお話を聞いて、先ず最初に目に入ったのは商品名の真ん中のアルファベット『 X 』でした。

この気付きは何だろうか、と自分に問いかけたのです。

癒しのイメージがあるのだろうか?


exslusive excellent experience と思いつく『 X 』の単語を記すと、どれも女性が好む言葉だということに気付き、

『非日常で特別な』というメッセージが浮かんできました。

ストレスフルな日常の『 exit 』(出口)を抜けて、特別な環境を体験し、安心感を体感するような・・・


ホームページでは、商品ロゴを植物がつるを張っているように囲んでいて、ここにも『 X 』のイメージがありました。

また、女性の染色体や漢字の『人』(ひととヒトの関わりを象形しているような)も描かれていきます。


この楽曲のタイトルを『 ex- 』に決めたのです♪




楽曲の組み立ては次のようになりました。

テンポは大人の心音と同じ80/分で、安心感を表現します。

快眠に誘う導入にはテーマを、さらに高級感を表現したいのでピアノを主旋律にしたいと思いました。

眠りに落ちた展開部では、人間の声を優しい楽器として使うことができないかと考え、

『 relaxleep 』と囁きかけることで、商品のサウンドロゴにもなるようにしたかったのです。

この声を聞いて深い眠りに入り、心音のリズムと脳内の血液の音がベースに流れていきます。

また、音程の異なる2音を左右の空間を横切らせることで、『 X 』を音で表現しました♪

その音色はシャープにならないように柔らかい音を選ぶことにしました。

曲の導入部と後半の快眠部でこの『 X 』音を使いました。

心音だけが残るエンディングで、熟睡を印象付け、part2への楽曲のきっかけを創りました。

partⅡはこれから創ることになります。


あなただけの『音』を創っていきます☆

完成した『ex- (the theme of Relaxleep)』はこちらです↓

ex- (the theme of Relaxleep)

(後半の心音はパソコンでは聴こえないかもしれません、ヘッドフォンにてお聴き下さい)



DAPの公式HPはこちらです↓↓↓

http://dap-style.com